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感謝すると良いのは、なぜ?
今回のテーマは、「感謝すると良いのは、なぜ?」について、お話させていただきます。
感謝するということは、「自分にとって良いことが起きているということを認める」ということになります。
ということは、感謝ばかりしているとどうなるかというと、すべての記憶が自分にとって良いことになっている、というわけです。
「良いこと」と「悪いこと」は、捉え方であり、意味づけです。
すると、感謝をずっと続けていくと、すべてが「良いこと」になるので、何をしても「良いこと」になる、自分がいつもご機嫌がいい、というわけです。
自分がマイナス感情に引き摺られるとか、不安に思って動けなくなるということが、だんだん少なくなっきます。
人間の「記憶」というのは、「出来事」と「意味づけ」ですから、「意味づけ」が「良いこと」になったら、ほとんどのことが「良いこと」になってしまうというわけです。
良いことを再現しようとするので、良いことばかりしか起こらない、ということになります。
これが、感謝をたくさんするという良い、という裏側の理由になります。
また、感謝することは、怒りとか悲しみといったマイナスの感情からエネルギーを取り戻すのに役に立つと言われています。
マイナスだと思っていることは、「意味づけ」を変えていけば、裏返すことができます。
裏返すことができることは、ありがたいことなんです。
その出来事を引き起こしてくれたことは、ありがたいことなんです。
「ありがとう」と思えることは、「意味づけ」を変えて裏返すことができます。
でも、「ありがとう」と思えないことは、マイナスの感情のままなんです。
例えば、自分の車をぶつけられて、「ありがとう」とは、普通は思えないと思います。
でも、これは何のチャンスなんだろうと考えてみたら、もしかしたら、そろそろ車を買い替えようかなと思っていたから、いいチャンスだと思える。
そしたら、「ありがとう」と思えなくもないかなって思える、
それに、家族に怪我はなくて良かったな、と思える、
みたいに「意味づけ」をポジティブに変えていけばいいわけです。
そうすると、全損扱いになって、全部、保険が下りることになって、車が新しくなった、という人もいらっしゃるかもしれません。
そういう風に考えていくと、車をぶつけられるのも、悪くはないかなって思えるようになる。
そして、そのような思考を持つためには、まずは「ありがとう」と口にしてみるということが大切になってきます。
人間は、面白いことに、「マイナスの感情」と、「ありがとうという感情」を、一緒に感じることができないことになっています。
感じられる感情は、1回につき1本のみなんです。
だから、仮にマイナスの感情が起きたとしても、無理やりでも「ありがとう」と口にすれば、言った瞬間に、割とポジティブな感情になってしまうということです。
そうしたら、メタ思考的には、マイナス感情で囚われている思考パターンから抜けられて、この状況や出来事をポジティブに役に立てるためにはどうしたらいいかという発想ができるようになる、というわけです。
だから、感謝することとは良いことですし、役に立つということになります。
ただ、訓練が必要と言われています。
現在の私の訓練は、大きく二つあります。
一つ目は、毎朝の通勤電車の中で、妻に「ありがとう」メッセージを送っています。
二つ目は、土日のジョギングのルートに神社を設定して、神社でご先祖様に「ありがとう」メッセージを伝えているという習慣です。 これらの訓練については、また、何かしらの機会があれば、別途お話させていただきたいと思います。