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私にとって「出世する」とはどういうことか
私にとって、本質的な「出世」の定義は、以下の5つです。
以下に、出世の定義、その理由、定量化の指標、実現アプローチ・方法を示します。
1「感謝される存在」になる出世
定義:誰かの人生や事業に影響を与え、「あなただから頼みたい」「いてくれてよかった」と感謝される頻度と深さが高まること。
理由:「収入は、クライアントからの感謝の量と質に比例する」と考えており、自分自身の価値観と一致する。立場や役職より、「誰かの人生にどれだけポジティブな影響を与えられたか」が出世の軸になる。
定量化の指標:
感謝の言葉を受け取った回数(月ごと、年ごと)
リピーターや紹介での新規相談件数
「あなただから頼みたい」と明言された案件数
クライアントからのアンケート評価(0~10点)(私の研修またはコンサルティングを受けて、①自己効力感=自分ならできる!!、②自己有用感=自分の仕事に役に立つ!!、③関連度=自分の仕事に関連がある、とクライアントに評価してもらえている。)
感謝を受けた事例の記録件数(感謝ジャーナル)
実現アプローチ:
すべての案件後に「フィードバック&振り返りシート」を実施し、感謝の質・理由を可視化する。
定期的に「感謝された体験」を手帳や日記に記録し、自分の強みや貢献の再確認を行う。
「感謝される要素(傾聴、安心感、信頼構築など)」を磨く学習・実践サイクルを回す。
2「自分の価値観で選び、時間を使える」状態になる出世
定義:他人の評価ではなく、自分が信じる軸で、やりたい仕事や過ごしたい時間を選び取れるようになること。
理由:「自由に選べない」ことが苦しみの根源。逆に「自分で時間をコントロールできる」状態となることは、出世と呼べる価値あるもの。
定量化の指標:
1週間・1ヶ月単位で、自分が「やりたい」「やる価値がある」と感じた仕事・活動の比率
勤務・活動時間のうち、自律的に決定した時間の割合
スケジュール帳の中に「自分がワクワクする予定」が何個あるか
「断った仕事」と「引き受けた仕事」の明確な選択理由数
実現アプローチ:
毎月、自分の時間の使い方を棚卸しし、「自律的に選んだ感覚」を可視化。
スケジュールに「自分が主語の予定」(家族との時間、学び、書く、創るなど)を先に確保。
自分の価値観を言語化した「判断軸リスト」を作り、仕事の受け方・断り方の基準とする。
3「後進を導ける存在」になる出世
定義:自身の経験・成功/失敗・知見を活かして、次世代に道を示せる立場になること。
理由:学び、体験し、教えることに喜びを感じる私にとっては、「教える存在」になることは社会的・精神的な出世。実務家教員という道もここに繋がる。
定量化の指標:
自分が育てた人・支援した人の人数
継続的に関わる指導対象者(メンティ)の数
自分の経験・知見をシェアした回数(セミナー、記事、YouTubeなど)
受講者・後進からの「学びになった」「指針になった」という声の数
実現アプローチ:
自身の成功/失敗談・知見を体系化し、後進向け教材や講義コンテンツを作成。
定期的に「教える場」を設ける(例:社内勉強会、実務家教員講座、メンタリングなど)。
受講者との対話やアンケートから、自分の影響を可視化・記録。
4「自分と家族が幸せに笑っていられる」状態になる出世
定義:家庭との関係性が豊かで、お互いに支え合いながら、将来に希望を持てること。
理由:いくら会社で昇進しても、家庭が険悪なら「出世」とは言えない。それより、心の余裕が生まれ、家族と素直に向き合える状態は、本質的な成功=出世と言える。
定量化の指標:
1週間に家族と心から笑った回数(定性的メモOK)
家族との1対1の会話時間、共に過ごしたイベント数
家族から「ありがとう」「嬉しかった」と言われたことの記録
月に1回以上の「家庭満足度(本人・配偶者)」簡易チェック
実現アプローチ:
毎週「家族とのふりかえりタイム」を設け、対話や感謝の時間を作る。
定期的に「一緒に楽しむ予定」をスケジューリング(旅行、映画、外食、家での団らん)。
夫婦間で未来のビジョンを共有する「家庭の未来会議」を年1回実施。
5「社会的に希少で代替不可能な存在」になる出世
定義:自分にしかできない価値提供ができ、それが認識されるようになること。
理由:希少性の確立や見せ方の工夫に取り組んできた私にとっては、「代替不可能な存在」になることは、名刺の肩書を超えた出世の証です。
定量化の指標:
自分の専門分野・経験・スキルが掛け算された「独自性スコア(例:診断士×講師×DX分野)」
依頼された仕事で「〇〇さんにしか頼めない」と言われた件数
替えがきかない場面での登壇・執筆・監修などの機会
「指名」での依頼件数や、SNS・Web上での名前検索ヒット数
実現アプローチ:
自身のキャリアやスキルを俯瞰し、独自性が伝わる「プロフィールページ」や講師資料を整備。
得意分野をかけ合わせた新サービス・講座・記事を企画し、発信。
自分の希少性を「言語化」「見える化」「届ける化」する戦略的ブランディングを構築。
自己出世スコアシートの作成
上記5つの出世を、月ごとに振り返る「自己出世スコア」のフォーマットを作ってみてはいかがでしょうか?以下に伏見の事例を示します。
出世の定義 | 月の評価 (10点満点) | メモ・実例 |
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1.感謝される存在になれたか | 8点 | クライアント3名から感謝の声 |
2.自分の価値観で時間を使えたか | 6点 | 週末の1日は家族に捧げられたが平日は余裕なし |
3.後進を導けたか | 9点 | メンティーが独立・創業を決断 |
4.家族と幸せに笑っていられたか | 7点 | 娘とピアノ、妻とケーキ作り |
5.希少で代替不可能な存在になれたか | 5点 | 経営塾の受講者は増えたが、「講師はあなたにお願いします」と指名されてはいない |