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うまくいかないときは違うことをする5つのポイント
矢野惣一先生の「人生の結果を変える5つのポイント」を学びました。心理療法やコーチングの視点から「望ましい変化を起こすための実践的なアプローチ」をまとめたものです。うまくいかないときは、以下の5つのポイントのうち、どれか1つでも違うことをしてみることで、思考や行動のパターンを変え、人生の結果=現実も変わっていく、という考え方です。
1.五感(環境)を変える
五感とは:視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚など、外界から得られる情報の入り口。
意味:自分の周囲にある「環境」や「刺激」を変えることで、思考・感情・行動のパターンも変わりやすくなる。
実践例:
部屋を片づける、インテリアを変える
自然の中に行く、心地よい音楽を聴く
香りを変える(アロマなど)
効果:「感覚の入口」を変えることで、無意識の反応や気分を整えやすくなる。
2.イメージ(記憶と照合)を変える
イメージとは:私たちが過去の記憶を元に作り出している“未来の予測”や“自己イメージ”。
意味:人は今この瞬間も、過去の経験に基づいて未来を“想像”しながら生きている。イメージを変えると未来の可能性が変わる。
実践例:
過去の成功体験を思い出す
ビジョンボードを作って理想の未来を具体化する
自分が理想的にふるまう姿を映像化する(メンタルリハーサル)
効果:ネガティブな記憶や思い込みを上書きし、行動の原動力をポジティブにできる。
3.思考(言葉)を変える
思考とは:内面で繰り返される「セルフトーク(自分への言葉がけ)」のこと。
意味:人は常に自分に語りかけながら生きている。その「言葉」を変えることで、現実の捉え方も変わる。
実践例:
「どうせ無理」→「できるかもしれない」
日記やアファメーションでポジティブな言葉を意識する
質問の質を変える(「なぜできない?」→「どうすればできる?」)
効果:言葉が変わると、脳の焦点も変わり、見える現実が変わってくる。
4.感情(体感)を変える
感情とは:体感覚を伴うエネルギー。しばしば無意識の中で人生を左右する力。
意味:感情の起伏に気づき、コントロールすることが行動変容の鍵。感情を抑えるのではなく、感じて手放すことが大切。
実践例:
感情日記をつけて、自分の感情の動きに気づく
呼吸法や瞑想で落ち着きを取り戻す
感情に名前をつける(「今、私は悲しいんだな」など)
効果:感情を理解し、うまく扱えるようになると、衝動的な反応が減り、選択肢が広がる。
5.行動を変える
行動とは:結果を生み出す最終的な“現実的アクション”。
意味:考えているだけでは何も変わらない。小さな行動でも“違う選択”をすることで、現実が変わり始める。
実践例:
いつもと違う道を通ってみる
新しいことに挑戦してみる(趣味、勉強、人との関わり)
朝の習慣を変える(朝活、運動、日記など)
効果:違う結果を得るには、違う行動が必要。行動が現実を動かす最も直接的な方法。
まとめ:うまくいかないときは「どれか1つを変えてみる」
5つのポイントは連動しており、どれか1つを変えるだけでも他の要素に波及効果があります。たとえば、行動を変えると感情も変わり、結果として思考も変わる…という具合です。「がんばり」や「根性」ではなく、「仕組み」や「切り口」を変えることで自然と変化が起きるようにしてみましょう。